第39回日本森田療法学会

大会長挨拶

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大会長挨拶

第39回 日本森田療法学会
開催にあたって

第39回 日本森田療法学会
大会長 福治 康秀
独立行政法人国立病院機構琉球病院

福治康秀

 国立病院機構琉球病院院長の福治と申します。
 この度、第39回日本森田療法学会を担当することとなりました。どうぞよろしくお願いします。
 2022年12月3日(土)~12月4日(日)に、ウェブ開催で行うこととしました。当初は現地開催予定で進めておりましたが、新型コロナウイルス感染症の状況を鑑み、ウェブ開催で進めることとしました。できたら現地開催し、沖縄観光も含めて体験してほしかったのですが、常任理事の皆様の御意見も踏まえ決断いたしました。ウェブ開催とはいえ、沖縄らしさを届けられるよう、スタッフ一同鋭意努力いたします。
 テーマは、「こころの成長を支える森田療法-沖縄において・コロナ禍において―」としました。実は、私に神経症体験があり森田療法に救われた一人で、それで精神科医になりましたが、私の心の成長を支えてもらいました。また、最近は生活の発見会とのコラボで心の健康セミナーを開催していますが、心の成長を支えていることを実感しています。そして、沖縄大会の事務局長である、当院のこども心療科のリーダーの原田先生が、こどもに森田療法を使用し、こどものこころの成長を支えています。また、沖縄においては、私宅監置跡が見つかりその保存活動を進めていたり、復帰前には琉球精神衛生法が動いていたといった沖縄における精神医療の歴史的特徴があり、その内容も含みたいと考えました。また、沖縄においては、新型コロナ感染症対応にDPATが中心的役割を果たし当院も関わっていることや、コロナ禍におけるメンタルヘルスの問題も大きいと考えられるので、これらの内容も包含したいと考え、このテーマとしました。特別講演は、いずみ病院の高江洲義英先生に芸術療法や沖縄のシャーマニズムの内容をお願いしております。シンポジウムは、「森田療法による児童思春期医療から子どもの教育への応用(仮)」と「沖縄県の森田療法の歴史、そして現在への広がり(仮)」の内容で準備を進めています。また、教育研修の内容も加え、鋭意進めているところです。
 ぜひ、多くの皆さんの参加をお待ちしています。

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